遺憾の意

よく、政治家や企業の経営者が、「遺憾である」、
「遺憾の意を表明する」などと言っているのだが、
あれほど意味のない言葉はないと思っている。

遺憾、という言葉の意味としては、意図していた通りにならず、
残念である、心残りである、ということなのだが、
その言葉を聞くたびに、だからどうだと言うのだ、と思ってしまう。

この言葉が聞かれる場面は、何らかの問題が発生したときに、
それに関連するところの責任者が会見するとき、であるのだが、
残念だと思う、と言われたところで、具体的にどうする、
このように対応する、というのが何もわからないのだ。

とりあえず、こう言っておいてお茶を濁しておこう、
そんな考えがありありと見える、というのもある。
結局、遺憾である、と言っただけで終わるケースがほとんどで、
それから何か進展することはまずないのである。
便利ではあるが、ものすごい逃げの言葉だとも思える。

外交上のトラブルなんかだと、もう遺憾の一点押し、
それ以外は何も言わない、ということになったりする。

日本の政治家の定型文句、あるいは困ったときの切り札、
といったところであろうか。

切り札にしては、使用頻度が高すぎるような気もするが。
まあ自分なんかが、遺憾、なんて使うことはないだろう。

 

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